食べ物に「さん」をつける。 | ながいしんかのブログ

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食べ物に「さん」をつける。

このあいだスーパーに行ったら、さつまいもが売っていて、 思わず、「あ、おいもさんだ」とつぶやいた。 僕はさつまいもが大好きだから、惹かれたのだけれど、ふと、 「おいもさん」って食べ物に「さん」をつけてる、と思った。

石川県のことばは、どちらかというと、わりと関西寄りというか、 関西のことばに近い言い方をすることがある。 「おいもさん」というのも、関西の人はたまにそういう言い方をすることがあるんじゃないかと思う。

食べ物に「さん」をつける。地域によってつけたりすることもあるのだろうか。 昔、体調が悪くなった時は、「あ、おかゆさん食べよう」とつぶやいたことがある。 「おかゆ」にも「さん」をつけることがある。 でも、同じように体調が悪くなった時に食べようと思う、うどんの場合は、 「うどんさん」とは言わないから不思議だ。「おそばさん」とかも言わないし、 「ごはんさん」とも言わない。 「おかゆ」の場合は「おかゆさん」と言う。

僕の場合は、食べ物に「さん」をつけるのは「おかゆさん」の他は「おいもさん」だろうか。 でも、他の人と話す時は「おいもさん」とは言わないし、自分の心の中だけの話だ。

どうして「おかゆ」には「さん」をつけてしまうんだろう。 体調が悪い時に、やさしい味、ほのかな甘みで体を癒してくれる、 そういう自分にとってやさしい存在だから、感謝とか敬意みたいなのも込めて、 「おかゆさん」と「さん」をつけるのだろうか。 理由はよくわからないけれど、ちょっと食べたくなってきた。 「おかゆさん」とか「おいもさん」、なんとなく親しみを感じる。

(2023.12.10 18:18:55)

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