給食の話

最近は、ガリガリと言われることがあるけれど、子どもの頃の僕はわりと食いしん坊だった。当時は……、いや、今も食いしん坊に違いない。

それで、子どもの頃はよく食べていたのだけれど、時々、昔こういうものを食べていたなぁと思い出すことがある。お菓子だったり、よく食べていたおかずなんかも覚えている。食べ物のことって、意外とよく覚えているから、やっぱり僕は食いしん坊なのかもしれない。

給食のことも、だいぶ昔のことだから、忘れていることのほうが多いけれど、いくつかのメニューとか、食べている時の状況とかをはっきりと覚えているものもあって、懐かしく思う。子どもの頃はお腹が空くのか、いつもおいしく食べていた。

だいぶ前だけれど、テレビで給食が食べられるお店、というのが紹介されていたことがある。一般の人が普通に入っていい、ごはん屋さんで、そこで出されるのが給食のメニューを再現したもの、ということだった。給食が食べられる、そういうお店があるのか、と感心した記憶がある。大人になると給食を食べる機会なんてないから、そういうお店に行ってみたいなぁと思った。

以前に、現在の給食の献立表を見たことがある。僕の時代よりも、華やかな名前のメニューが並んでいて、おぉ、すごい、と驚いた。給食のメニューってどうやって決められるんだろう。地域ごとに決められるのだろうか。たぶん、調理場というか、そこでまとめて作られるんじゃないかと思うから、各都道府県とか、市町村とか、そういうところでメニューが決められるんじゃないだろうか。

テレビで芸能人の方が給食の話をしていることがあって、「揚げパン」というのが定番だったみたいだ。でも、僕の地域だと「揚げパン」は食べたことがなかったような気がする。食べたことがあったかなぁ、と記憶をたどっていくけれど、あまり食べたことがないような気がする。「揚げパン」が出たのは東京のことなのだろうか。やっぱり、地域で違いがあるのかもしれない。

今から考えると、ちゃんと栄養のことを考えてくれている給食が一日に一回あったから、体に良かったんだと思う。使われている食材も多いような気がするし、知らず知らずのうちに、必要な栄養素をしっかり摂れていたように思う。

子どもの頃はお腹が空いて、夕方、また食べて、夜もまた食べたりしていたなぁと思い出す。やっぱり、食いしん坊だったみたいだ。今はガリガリと言われることもあるけれど、子どもの頃を思い出して、しっかり食べて、しっかり栄養を摂りたいなぁと思う。

(2023.12.01 19:11:52)

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